ラッパー 冬を待つ人

隠岐ジオパーク出身、青森在住。ラッパー。

2026.09.13 眠れない

青森に引っ越してからは

あまり意識した事がなかったが

自分が双極性感情障害なんだと痛感する事が増えて来た。

船に乗っていた頃に患い

かれこれ4年ほどの付き合いになる。

 

当時は体が動かず声も出せず

毎晩泣き叫び、身体中掻きむしり

母に大変な迷惑をかけていた。

そんな状態では人に会えず、仕事もできず

酷いものだった。

 

しかし働かなくては金がない。

金がなくては何も出来んのだ。

 

全てのマイナス思考に無理やり理論を組み込み

これはプラスへ変わる兆候なのだと

自らに言って聞かせ続けた。

自分さえ欺いて騙すことで

鬱の状態でも、自分が本当に鬱なのか

わからないというコンディションを作り上げたのだった。

 

よく人様と持病について話をする時

「自分は落ちないように上げ続けているから大丈夫だ」と説明しているが

この頃どうにも落ちが来る。

 

ありがたいお話や出演依頼 等々

かつて喉から手が出るほど欲しくても手に入らなかったものが

多くはないが、今は頂ける。

本当にありがたい。

 

しかし元より僕は対人が大の苦手なのである。

 

こんな事を言ってしまうのは心苦しいが

案件でも何でもなく

僕について解像度が低い方が

心底どうでもいいことで連絡してくる其れが

この上なくストレスなのだ。

 

僕は一人が嫌いだ。

一人になると訳もなく涙が流れて来るくらいには寂しい事が大嫌いだ。

しかし過干渉が大嫌いでもある。

贅沢すぎるとは言われずとも理解している。

 

その矛盾に苛立ちを覚えるのだ。

どうしようもない苛立ちの後に鬱が来る。

 

今現在の症状としては

動けないだとか

話せない等のものには至らない。

 

胃のあたりが非常に重くなり

重力が何倍にも跳ね上がったのではと

そう感じるくらい体が重くなる。

すべての事が億劫になり

家事も出来ずメールの返事もしたくない。

 

ついに張り切ったかと思った持病だが

いやはや参ったとしか言い様が無い。

 

神経質な頃を思えば

良い加減に振る舞うよう努めているのだが

それでも神経質になってしまったり。

そのくせ肝心なところが抜けている。

 

意味がわからない。

 

時刻は5時を指す。

青森の空が白む。

 

少しだけ吐き出したらスッキリした。

今日13日は秋田県にて出演がある。

仕事を早退してリハに行き今に至る。

 

少し眠って、秋田へ車を走らせよう。

 

このくらいのぼやき程度

飲み込んでしまえば良いのだが

このブログも、万人が見ずとも

少しの人の目に触れていると思えば

悩みが人知れず

留まり続けることに比べれば

やはり嬉しいのである。

 

双極性感情障害をテーマにアルバムを作っている。

3rdとしてリリースするつもりだ。

本年中に間に合うのか疑問だが

渾身の作品にしたいと思う。

 

クリエイティブの代償にカード払い

カードとケータイを最低額で割り続けている。

そんなの借金となんら変わらんわけで。

 

やるしかない。

もう引き返せない所へ

やって来てしまったのだから。

 

COLLABORATION ALBUM『EVOL』

2026年8月30日

茨城のラッパー「紙寂」と

島根隠岐の島のラッパー「冬を待つ人」が

コラボレーションアルバム『EVOL』

をリリース致しました。

 

既に多くのご拝聴を賜り

誠に嬉しく思っております。

全ての音楽配信サービスにてご利用頂けます。

また、冬を待つ人のオンライン物販でも

CD-Rを発売しております。

任意の形でご活用ください。

 

冬を待つ人

 

f:id:fuyuwomatsuhito:20260903232545p:image

『EVOL』
隠岐島より『冬を待つ人』

そして茨城より『紙寂』

両者は孤高の存在としてただ独り

長年に渡って技を磨いて来たが

一匹狼故のシンパシーが

この度一つの作品へと結び付けてくれた。

テーマは『逆にラヴ』。

愛しているからこそ、許せない事があり

許せないのにも関わらず愛している。

それらは音楽への熱量でもあり

暮らしの中で生じる悶着でもあり

愛するこの国への想いでもある。

様々な愛に触れ、意図を汲む。

気付き、学ぶ時に

我々は新たな一歩を踏み出すのだ

 


ー TRACKS ー

1 HINOMARU FLOW

2 NATURAL CORE prod by World Technique

3 鎌鼬 / KAMAITACHI

4 COUNT YOUR BREATH

5 BABIRUSA

6 BLUE VIBEZ (Kamisabi's BEAT JACK)

7 EVOL~逆にラブソング~

 


▫️MIX/MASTERING BY : HotDoggPrez

▫️01/03/04/05/06/07

     PRODUCTED BY : 冬を待つ人

▫️02 PRODUCTED BY : World Technique

▫️RAP/LYRICS BY : 冬を待つ人 & 紙寂▫️ARTWORKS BY : ひより。

 

⬇️オンライン物販はこちら⬇️

https://fuyuwomatsu.booth.pm/

 

--------------------

 

これらの作品を制作したのは2025年

ラップスタアで注目が集まっていた最中。

そのタイミングでリリース出来たら

最高だったのかもしれないが…

どうしても時間をかけて

良いものを書きたくなってしまった。

 

テーマの「逆にラブ」とはつまり

"○○過ぎて、もうむしろラブだわ"

みたいな軽いノリで決まった。

 

紙寂くんと通話しながらライムを出し合って

それ良いじゃん!ってのを拾って行った感じだ。

死ぬほど煙草を吸って

「吸い過ぎだろ」とか言いながら

楽しくて仕方なかったのを覚えてる。

それでいて

お互いにスピットしたものは100%の哲学だ。

 

昨今の日本人の在り方について

甚だ疑問を覚え

訴えるが如く認めた「HINOMARU FLOW」のそれを筆頭に、礼節のなって無いプレイヤーに

異を唱えた「NATURAL CORE」

人を愛するが故に傷付けてしまう我々を

妖怪に喩えた「KAMAITACHI」

我々のクールな遊びを文字に起こした「COUNT YOUR BREATH」

プライドが己を傷つけている様をバビルサに喩え、ぶっ続けに言葉を吐き続けるがテーマに作られた「BABIRUSA」

僕が無茶振りでお願いした「BLUE VIBEZ」のビートジャックそして

表題の逆にラブをテーマにした「EVOL」

渾身の計7曲だ。

 

売れるとか売れないとか

その辺の計算を全くの度外視し

ただ刺さって欲しい一心で作ったこの一枚

どれ程の人々に届いてくれるのだろう。

 

真の意味を理解出来ずとも

理解しようとする

歩み寄ろうとするその心に

僕は賭けてみたいのだ。

 

人はきっと万物を愛せる。

 

どうか、繰り返し聴いて咀嚼し

銘々の答えを

その安らぎの中

楔として打ち込んでやって欲しい

つまりは

くらって欲しいのである。

 

わかってない連中が

もっとライブをすれば良いやら

もっと曲を作れば良いやら

曲が一辺倒だとか

誰々に似てるだとか

一生消費者のくせに一丁前な事を

ペンも肉声も使わず

指先のみでフリックして来やがる。

 

創作というものはね

一筋縄ではありません。

君達如きに再現されては困る。

 

何処までも譲らないものを

書き続けたいのです。

 

親愛なるリスナーの皆様

これからもよろしくお願い申し上げますよ。

僕は皆様を信じて

突き進んで参ります。

 

ここまで読んでくれてありがとう。

またどこかで!

 

 

2026年 出演予定

平素より多大なるご愛顧を賜り

誠に嬉しく思っております。

深く御礼申し上げます。

 

年内の出演、出店予定を纏めました。

ご活用ください。

今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

 

冬を待つ人

 

--------------------

 

 

9/13(日) 『土と唄』

               at 《 旧・松倉家住宅 米蔵 》

               秋田県 秋田市 旭南2丁目7-29

f:id:fuyuwomatsuhito:20260903001528j:image


9/26(土) 『詩の簒奪者たち、秋を知らず』

                冬を待つ人×鈴木諭 共同主催

                at 《 SUBLIME 》

                青森県 青森市 中央 4-11-6

f:id:fuyuwomatsuhito:20260903001550j:image


10/03(土)『HIROSAKI-MOVIE NIGHTS-』

                at 《 弘前れんが倉庫美術館 》

                青森県 弘前市 吉野町2-1

f:id:fuyuwomatsuhito:20260903001600j:image


10/10(土) 『とりかぶつ(蜂谷真紀×武田理沙)

                  東北/北海道ツアー2026』

                at 《 SUBLIME 》

                青森県 青森市 中央 4-11-6

f:id:fuyuwomatsuhito:20260903001613j:image


10/11(日) 『ヒロイロ』出店

                 一次創作限定イラスト出品

                at 《 CiiNA CiiNA弘前 5F 》

                青森県 弘前市 大字駅前3丁目2-1

f:id:fuyuwomatsuhito:20260903001639j:image


11/15(日)  『4K(仮)』

                  at 《 弘前MEGOiDOL劇場 》

                  青森県 弘前市 末広2丁目2-8 2階

f:id:fuyuwomatsuhito:20260903001655j:image

【冬を待つ人の料金表】

昨今ありがたい事に忙しくなって参りました。

生活に重きを置いて活動する上で

ギャラを頂かなくてはならない段階に

差し掛かって参りましたので

これを良い機会と捉え料金表を設定致します。

 

僕に何かしらのお話を頂ける際には

こちらの記事を参考にして頂ければ

幸いに思います。

各方々の皆々様

何卒よろしくお願い申し上げます。

 

f:id:fuyuwomatsuhito:20260902015118j:image

 

--------------------

 

【 出演料金について 】

 

(2026/09 現在)

■ LIVE出演についてはギャラを

【 最低額 ¥5,000~ 】頂戴致します。

 

これ以上の対価については

主催側の意図により

都度受け取る事もありますが

基本的には不問としております。

 

⚠️箱側が執り行うイベントについてはその時々に応じて出演料やノルマ制に沿っておりますので要ご相談下さい⚠️

・

・

・

■ 冬を待つ人はラップをします。

CD若しくはUSBにてオケデータを持ち込み

バックトラックを流して歌います。

・

・

https://youtu.be/iNeRL_8y3xk?si=CgDk9s7zHGY437U_

2026.08.15時点のライブ映像ですが参考までにご覧下さい

・

・

会場が小規模で音響設備を有していない場合は

路上用スピーカーにスマートフォンを接続し

自らバックトラックを流します。

・

・

また、バックDJが居りません。

ターンテーブルを用いて音源を流す場合

何方かに担当して頂く必要がある場合もございますのでそちらも併せてお考え下さい。

・

・

・

■冬を待つ人は絵屋の『ひより。』と

タッグを組み行動を共にしております。

物販隊、撮影隊を担当して頂いておりますので

スタッフという扱いで入場若しくは

観客という扱いで入場料が発生するのか

そちらもご検討頂けますと幸いに思います。

 

ひより。 lit.link(リットリンク)

絵屋 ひより。について

 

--------------------

 

【 交通費について 】

 

■ 青森県内〜東京都内〜近郊までの場合

 

『青森県弘前市から開催地までの距離に依存』します。

青森県内、東京、横浜

それらの近郊まででしたら車で参ります。

 

⚠️冬季の東北は運転にリスクを伴いますので場合によっては新幹線や深夜バスを利用する事が御座います⚠️

・

・

・

例えば東京都内でのイベントでしたら

『青森県から東京までの往復のガソリン代』を

負担して頂けますと大変助かります。

 

生活を脅かさない程度の金額を頂けますと

本当にありがたく思いますが

少額でも大変助かります。

何卒ご理解の程をよろしくお願い申し上げます。

・

・

・

いずれにせよオファーのご連絡を頂いた段階で

有耶無耶な点が生じないよう

細々とした部分まで

お話しさせて頂きたく思いますので

しっかりと打ち合わせや

事前準備をさせて下さい。

・

・

・

■東京より更に西側の場合

 

この場合は車ではなく

新幹線等の公共機関を使用致します。

 

こちらより乗り継ぎの移動手段を提示出来ますが、主催者側からご指定頂けますと

やり取りがスムーズになりますので

可能でしたらお願い致します。

 

領収書と併せて

乗り継ぎを書き出した書類を提出致します。

其れ等を元に会計して頂けますと

幸いに思います。

 

--------------------

 

【 楽曲制作における客演のお誘いについて 】

 

■ 楽曲を制作し、冬を待つ人を

フィーチャリングにご利用頂きます場合は

【最低額 ¥4,000~ 】と致します。

 

冬を待つ人は

自車の中で機材を組み立て

GarageBandを使用し

録音するという手法をとっております。

・

・

他車の走行音や余計な騒音が入らないよう

細心の注意を払って収録しておりますが

それでも構わないという意向であれば

最低額 ¥4,000~でお引き受け致します。

・

・

・

■高品質なデータをお求めの場合

 

レコーディングスタジオを利用致します。

収録にかかった料金を頂きたく思いますので

ご理解とご協力の程をお願い申し上げます。

 

どのスタジオを利用するのか

料金が幾らかかるのか

何時間利用するのか

それらをお伝えし、その通りに行動致します。

冬を待つ人は過去の経験と積み重ねにより

一曲辺り時間がかかっても

二時間で収録可能です。

信用して頂けたらと思います。

 

--------------------

 

【料金のお支払い時期と方法について】

 

■料金のお支払いについては

可能な限り現金でお願い致します。

・

・

口座番号をお教え致しますので

大変お手数では御座いますが

指定の口座にお振り込み下さい。

・

・

また、事前支払いとなっております。

料金を頂戴するからには

料金以上の働きをお約束致します。

・

・

PayPayや課金クレジットでの決済は

お引き受け出来ませんので

ご理解とご協力の程をお願い申し上げます。

 

--------------------

 

【その他にお力添え出来ること】

 

■LIVE出演以外では

詩を書いたり、文章を寄稿する事が可能です。

詩や本の朗読、トークショーのような物も

行う事が出来るかと思いますので

イベントの趣旨に併せてご相談下さい。

・

・

・

過去にホテルマンとして勤務していた事が

御座いますので、人手が足りない場合

付け焼き刃ではありますが

受付スタッフやホールスタッフも行えます。

・

・

・

これらの他に行える事といえば

冬を待つ人は自ら告知動画を作成、投稿します。

送付して頂けますと

場合に応じてフライヤー配布も行えます。

出来る限りイベント成功に繋がるよう

ご協力致しますので

お気軽にお声掛け、ご相談下さいませ。

 

--------------------

 

大変長くなりましたが

以上となっております。

 

ここに記載されていない内容について

疑問に思われる点が生じた場合

お気軽にご相談下さい。

 

また、イベントを組む上で

人選はとても重要な要素に

なって来るかと思います。

冬を待つ人の特性やテイストについて

よくご理解、考察を頂いた上で

オファーを頂きたく思います。

場所を問わず出来る限り

柔軟に対応して参りますので

何卒ご理解頂きますよう

お願い申し上げます。

 

其れでは

皆々様のご連絡

心よりお待ち申し上げております。

 

冬を待つ人

 

NEW SINGLE『MAN WAIT 4 LUCK』

2026年8月26日

大阪のプロデューサー『Shin Wada』と共に

久方ぶりのシングル

『MAN WAIT 4 LUCK』をリリースした。

 

--------------------

 

冬を待つ人 × Shin Wada

『MAN WAIT 4 LUCK』

 

1MAN WAIT 4 LUCK

2MAN WAIT 4 LUCK(instrumental)

 

PRODUCTED/MIX/MASTERING

by : Shin Wada

 

 RAP/LYRICS

by : 冬を待つ人

 

ARTWORKS

by : ひより。

 

f:id:fuyuwomatsuhito:20260826232126j:image

 

- YouTube

 

--------------------

 

昨年、ラップスタア2025という日本最大級のヒップホップオーディションに応募した。

 

ありがたいことに少々話題に取り上げて頂き

その風がShin Wadaにも届き

大層気に入って貰えたようで

今年の3月、ビートと共に言葉をくれた。

 

氏は気さくな人で、初めて来たDMが

「ラップバリ好き😎」だったことはよく覚えている。

バンドとクラブカルチャーを横断し今に至った彼は、過去の軋轢や自身の過ちを振り返り

それらは自身のコンプレックスを映す鏡だったのではないか? と

思い返す心を音に変えたのだった。

 

そして冬を待つ人。

僕は今でこそ多少なりと忙しくしているが

それはもう酷いワックMCだったので

ましてやルールを知らん訳だから

失礼な事をしてしまい、自覚の無さから

何故こんな事に

そんな風に嘆いてばかり居た。

 

僕をここまで連れてきてくれたのは

ラップスタアなんぞではない。

僕に様々な振る舞いや礼節を説いてくれた

信頼できる仲間達だった。

 

僕も僕とて

過去にケジメをつけたかった。

陰鬱な日々と輝かしい未来その中間に

楔を打ち込んでやろうと思ったのだ。

 

先ず過去へのケジメその点において

我々は共鳴した。

 

Shin Wadaのビートはよく喋る。

なんと表現するのが正解なのか

難しいところだが

表現ではなく、本当に流暢に喋るのだ。

『MAN WAIT 4 LUCK』には

インストも収録されている。

是非とも音に耳を傾けて欲しい。

春をイメージしたビートだが

通年、愛用できる物になっている。

波の音が何処へでも連れて行ってくれるだろう。

 

此度のMVは

僕が2月に弘前市に越してから

散々世話になった街で撮影させて頂いた。

 

土手町、黒石、鯵ヶ沢

 

出会いを求めて土手町のアサイラムに通い

黒石の空気は僕に安らぎをくれた。

鯵ヶ沢には海が見たくて頻繁に行っている。

 

昔の仲間達にも

今はこの街に居るのだと

伝われば嬉しく思う。

 

今回から再生還元率を100%に設定した。

聴けば聴くだけ僕に届く。

 

つまり沢山聴いて欲しい。

 

もっと音楽だけの生活へと偏移し

この街の愛しい人々と

ただ、生きていきたいのだ。

 

青森が好きだ。

隠岐の島が好きだ。

大阪の街が好きだ。

愛してくれた街のことが

我々は好きで仕方がない。

 

冬を待つ人はもっと生活の側へ行きたい。

先ずは耳元に座らせて欲しい。

 

よろしくお願い申し上げます。

2026.08.01 青森に越して半年

青森に引っ越してもう半年が経つ。

ひより。と共に様々な場所に行ったが

もう既に東北の風を愛している自分が居る。

 

過去の失敗や後悔を挽回しようと

青森でのキャリアに心から臨んでいるつもりだ。

 

「ヒップホップはハミ出し者の集まり」

等と抜かす連中が少なからず日の本には居るが

誠実さに欠ける音楽家は

いつかどこかで必ず滑落する事になる。

過去に自分が滑落を経験した事から

毎晩のようにリバイバルしては肝に銘じる。

 

明日は我が身だ

深々と頭を下げるのみ。

 

ありがたい事に忙しくなり

親しい人間との通話でさえ

スケジュールを組まなければならない程には

忙しくしている。

 

思えば昨年の今頃は真っ暗な六畳一間に居た。

何より金がなかった。

何も出来なかった。

 

ライブをする上での礼節も知らん

ライブ前の振る舞いも知らん

ライブ終わりの振る舞いも知らん

マイクの握り方も知らん

人との接し方も知らん

何が成功で何が失敗なのかも知らん

全てがわからない。

 

とぼとぼ自宅へと歩く宵の街には通年

凍てつく寒さを覚えた。

 

もう二度とあんな想い御免だ。

全ては僕に原因があったし

失った信頼は儚く脆い。

これから全てを取り戻す事は

今更叶わないわけだが

せめて二度と同じ失敗は繰り返したくない故に

青森に引っ越してからは躍起になった。

 

ライブでは積極的に集客に励んだ。

音源も恥ずかしがらずに売った。

全ての演者に頭を下げ挨拶をした。

ライブを綿密に組み立てた。

どんな箱でも必ず最後に会場を出た。

優遇せず全ての人間に平等な態度で接した。

各方へのメールのやり取りを徹底した。

 

そうしてやって来たからこそ

いま何かが始まりそうな予感がしているのだ。

 

思い返せば既に

県内外を問わず

沢山の現場で光栄な機会を賜りました。

 

------------------

 

4/11~12 青森県 黒石市

津軽伝承工芸館

『K-MEETING!』

 

4/19 東京都 渋谷区

ShibuyaJUMP

『MAKE MONEY vol.09』

 

5/30 東京都 町田市

MACHIDA FLAVA

『ROMÁNTICO』

 

6/13 青森県 青森市

MILKROOM Re:

『Maison Drip Mov vol.15』

 

7/11 青森県 青森市

SUBLIME

『原口創 日本全国弾き語り東北ツアー2026』

 

7/22 青森県 青森市

SUBLIME

『迫水秀樹 TOUR2026』

 

------------------

 

本当に、ありがとうございます。

関係者各位、お客様共に

頭が下がります。

 

そして今後の予定も大量。

下記に加えてまだ増える予定がある。

 

------------------

 

8/15 青森県 青森市

BLACK BOX

『GOTTAMIX summer end party』day1

               

9/13 秋田県 秋田市

旧・松倉家住宅 米蔵 

『土と唄』


9/26 青森県 青森市

SUBLIME

冬を待つ人×鈴木諭 共同主催

『詩の簒奪者たち、秋を知らず』

 


10/10 青森県 青森市

SUBLIME

現在未公開


11/15 青森県 弘前市

  『4K(仮)』

                  

01/23 東京都 荒川区

工房ムジカ

鈴木諭 企画ツーマンライブシリーズ

『裏日本 其の三』

 

------------------

 

これらが、どれほど

どれほどにありがたいか

この昂りは容易く想像できましょう事と思います。

 

僕はもう失うのは御免だ。

絶対に嫌だ。

その一心だけで走り続けて来た。

 

あと少し

あと少しで音楽で収入を得られそうなんだ。

もっと踏み込めば飯を食う事だって

もう夢じゃない。

 

がんばれ、冬を待つ人。

きっといつか腹から笑える日が訪れるのだから。

 

結局これに尽きる事になってしまうわけですが

皆様これからも

何卒、冬を待つ人をよろしくお願い申し上げます。

 

それではまた

2026.02.27

26日の夜は弘前市のBar Asylumを訪れた。

今日27日はそこで教えてもらったライブハウス「KEEP THE BEAT」のイベント日。

 

…と、その前に

KEEP THE BEATの3階でBar Asylumの店主、浩さんがレコード店を営んでいるそうなので

夕方、我々は先ずそのレコード店に足を運んだ。

名を「JOY POPS」。

 

JOY POPSはロックンロールとジャズを主に取り扱う店舗で、時折邦楽ポップが並んでいる。

2500円の円盤が700円で売られており

「中古なのかな」とか考えながら

一枚一枚が丁寧に包装されたCD、レコードに

浩さんの愛情を感じた。

 

浩さんは店の床に腰をころし大量のレコードを整理していた。

「先日はお世話になりました」

我々は深々と頭を下げる。

浩さんは笑いこそしないものの

柔らかな口ぶりで話してくれた。

 

「今日はどこ行くんだっけ?」

「 これから、この下にあるKEEP THE BEATでライブを観るんです!」

会計をして貰いながらそんな感じのやり取りをする。

Bar Asylumは薄暗かったから浩さんはとてもコワモテに見えたが…

明るい場所で改めて見ると

浩さんは朗らかな顔をしているじゃないか。

こんな言い方も何だが愛嬌がある。

彼女も浩さんと会話が弾んでいたらしく

「行って来ます!」

我々は跳ねるようにJOY POPSを出た。

 

 

開演前の事、店前の灰皿でTalockさんとバッタリ会う。

実は先日26日のBar Asylumで

「最近『津軽塾』ってとこのTalockて奴がラップ始めたよ」

と浩さんが教えてくれていたのだ。

そこで僕は早速コンタクトを取ったのだが

今日27日のTalockさんはKEEP THE BEATの隣

「chai stand muka」でラム酒入りのチャイを飲むつもりらしく

KEEP THE BEATのイベント時刻と

chai stand mukaの営業時刻的に

会えないだろうと思っていたのだ。

 

「津軽塾」は土手町 KEEP THE BEATから向かって左手。

車道を挟んだほとんど目の前にある。

Talockさんはそこで塾講師を務めながら

司会業とダンス、地域活性に力を入れている。

 

丁度仕事終わりだったそうで

偶然の出会いに驚きを隠せない。

自分達が置かれている状況について話し

何をどうしていいのか分からずながら

今は楽しみたくて色々な場所を訪れている事を伝えると

「それが良いよ!まぁまずは津軽の色々な場所へ行って、津軽を楽しんでみてよ!」

Talockさんはそう言ってくれた。

 

加えて、「すぐそこにある『chai stand muka』は激アツスポットだから行ったほうがいいすよ」

と言うものだから

開演前に急ぎ足。

Talockさんの導きでchai stand mukaへ。

 

店主の「なお さん」は笑顔が素敵だ。

Talockさんの導きでやって来た事を足早に、

今日はKEEP THE BEATでイベントを見るので挨拶に来たという事を話した。

フライヤーを渡し、改めて足を運びますと約束して店を後にした。

とても急いでいたので文面に書き起こすには少し難しいのだが

Talockさんが僕らについて沢山話してくれた。

そのお陰で場は明るく、とてもいい挨拶が出来た。

 

…KEEP THE BEATは開業から5年が経つらしい。

店内は清潔に保たれておりスタッフが手際良く作業を進めている。

オーナーは高取さんと言う。

 

店の入り口では昨夜26日に対応して下さった従業員の方が受付をしていた。

「昨夜は遅くに失礼致しました。取り置きして頂いた冬を待つ人と申します。」

その方は

「いえいえ!こちらこそありがとうございます」

と返してくれた。

チケットを購入し、ドリンクを交換。

 

今日27日のイベントではオーナー自らも前座として歌うらしく

「出番が終わったら受付の方にオーナーが来ますので、よければその時に」

そう教えて頂いたので

「後から挨拶しようか」と彼女と話し

僕等は席に座った。

 

その日が弾き語りのイベントだったことも深く関係しているのだろう、

KEEP THE BEATの客層はとても明るく

音楽に耳を傾けている様が見ていて心地良い。

レスポンスしやすい雰囲気が

アーティストと客の間で自然に生み出されていく。

音響も非常に質が良い。

これまで幾つかのライブハウスを見て来たつもりだが

KEEP THE BEATの空気はその中でも

群を抜いて柔らかかったのを覚えている。

基本的にどこもピリピリしているのだが…

「皆んなで土手町を盛り上げたい」

その言葉が脳裏をよぎり、解になった。

やはり地域を愛する心に嘘はないのだ。

いつしか我々も深く入り込み

半分視察する気持ちでいたのだが

すっかり感動してしまった。

 

そして帰りしなに僕が驚いたのは

オーナー高取さん自らが

エントランスの掃き掃除をしていたことだ。

前座を務めた高取さんはしゃがれた声でガラガラと怒鳴るように歌っていたが

お客さんや演者に対して腰が低く

逐一頭を下げていた姿がギャップ満載で印象深かった。

 

「いつの間にかオーナーになっちゃってね。誰もやらねえから俺やるわって。」

 

高取さんはそう話していたが

満更でもない様子で

清々しい顔をされていた。

 

「非常に良いイベントでした、僕達の話も聞いて頂きまして、誠にありがとうございました」

 

そう告げてKEEP THE BEATを後にする。

 

掃き掃除をする高取さんの姿が遠ざかる。

 

「挨拶も出来て、良かったね。これから何かが始まると良いね。きっとね。」

 

彼女とそう話しながら車へと歩く。

僕は土手町の空気にすっかり飛ばされてしまって

ワクワクが収まらなくなっていた。